外反母趾 その1

小黒健二

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テーマ:外反母趾

「外反母趾」と一口に言っても、様々な発症のパターンがあります。
良く知られているのがハイヒールやパンプスの履き過ぎによるものですが、実はハイヒールやパンプスを履いていないのに発症する場合も多いのです。

例えば小中学生や男性に見られる外反母趾はハイヒールやパンプスを履いた結果ではありません。
パンプスを履いたことがなく、スニーカーしか履いていない小中学生が外反母趾になったり、学生靴を履いた中高生が外反母趾になったりする例も数多くあります。

そもそも外反母趾が発症する原因とは何なのでしょうか?
それは、足指を動かす筋力が低下するからです。

逆立ちをすると、手が足の代わりをします。

床に着いた手は指先を広げて突っ張り、手首を支えようとします。
手首が安定しなければ腕や肘が安定しませんので、肩から上の上体を上手く支えられません。

もうお分かりでしょうか?
足や足の指は、逆立ちをした時の手の役割をいつも無意識に行っているのです。
ですから、足の指を動かす筋力が低下するとバランス良く立てないという結果になるのです。

つづく

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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