原発を地域経済支援や地域活性化の手段にするべきではないと思う

2012年4月29日公開 / 2014年7月17日更新

テーマ：ニュース雑感

コラムカテゴリ：くらし

原発の是非を問う時に原発立地や周辺住民の声として報じられるのが、「現実には、この地域の経済や雇用を支えているのは原発なので、現実を考えたら原発反対とは言えませんよ・・・。」というような苦汁の発言です。
当然ですが、自分達の実生活を自ら否定する事は、誰にとっても容易に出来ることではありません。
原発立地の見返りに拠出される交付金や原発が地域雇用や地域経済の柱になっている「地域の現実」を変えていくためには、その現実に対する「現実的な対案」が示され実行されなければ、何時まで経っても異なる立場の人の間で意見が対立したままでしょう・・・。

電気は今や誰にとっても必需のものです。
しかし、今問われているのは電気の生産方法の見直しや管理運営システムの抜本的改革なのです。

原発立地の財政や地域経済や雇用を原発に替わる産業等（他の発電システムや新規産業？）で支えていかなければなりません・・・。
今ある現実に妥協する「現実的対応」ではなく、今ある現実を大胆に変える「現実的対応」が求められているのだと思います。

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