経済の不思議
横浜市が市内の放射線量を測定したところ、新横浜の道路脇の側溝など3か所で周辺より高い値の放射線量が測定されたことがわかった。
「道路側溝等に砂じんが集積している条件の下、放射能濃度が周辺に比較して高くなっている場所があります」(横浜市の会見)
横浜市によると、今月12日に市内の放射線量を測ったところ、港北区の新横浜や大倉山など3か所で周辺より高い放射線量が測定された。
との報道がありました。
菅前首相の「福島原発の事故の状況によっては最悪の場合、首都圏も含む避難の事態も想定した。」との回顧発言等もあり、いったいどれくらいの地域にまで放射能汚染が広がっているのか、その実態はいまだに分かっていません。
個々の市民レベルでの放射能測定による結果を受け、今回の港北区での高放射線量の実態が明らかになったことを見ても、国や行政が動かないまま、どれだけの実態が把握されないで見過ごされているのか、疑心暗鬼に陥ってしまいます。
想定外?の原発事故による放射能汚染は、それこそ最悪の想定のもとで検証するべきだと思います。
そうでなければ、放射能汚染の実態が明らかになる度に「そんなに汚染されているとは想定外の事態だ」との台詞が繰り返されることになるからです。
事業計画や開発計画では、自分達に都合の良い見通しや予想値を基に計画を推進し、都合の悪い見通しや予想は徹底的に排除して無かったことにしてしまうこの国の将来設計の本質が、またも見え隠れしています。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/