ご遺骨にも単衣の衣を
そもそも6年前から動いている終活としての動きに伴い
専門家や売れている本は何を語っているのかという部分もあり、相当数の関連書籍が弊社にはあります。
書籍のペースは書き上げるまでのこともあり、少しずつの変化ですが、雑誌はすごいですね
新しいものを常に追い続けている。
かくいう石材業界も、某ビジネス誌が業界の特集をやったあたりから、面白おかしく取り上げられ相当な変化が起こったように見せています。
では消費者はどうなのでしょう?
改葬というスタンスは「お墓の引っ越し」や「墓じまい」といった言葉に変えられ見えやすくなったことで進み始めてきたと思います。
それをお墓離れと考えるかどうかは別問題なはずなんですが、墓離れとしてとらえられています。
そもそも「改葬」というとっつきにくい言葉がブレーキだったと思います。
でも抱えていた問題は同じで、いくつかの墓を現在管理していたり、娘さんしかいなかったり、お子様がいなかったり、いても結婚していなかったりとその中でとっつきにくいところには触れなかったのが、言葉がわかりやすくなったことで加速しただけだと思います。
ブレーキがかかっていた分加速は早かった。
ただ、今の状態をさらに加速させることもあるのは否めません。
墓じまいという言葉が一般化し、してもいいんだがいつのまにか「しておいたほうが良い」と当たり前に思う人が増えてきたから。
いくら「人はなかなか変われないもの」といっても、「集団の心理」にはかなわないと思うのです。
お墓がなくてどうにも困ったという体験者が増え続けない限り、押されていく気がします。
お墓大革命の時期は来ていますね。
でも、石のお墓はなくならないと思っています。