コラム
お墓のリフォーム案件 最近の事例 両家のお墓に
2016年10月9日 公開 / 2020年8月25日更新
今回の案件は別の地方にあるご主人の家系のお墓を片付け、奥様のご家族と一緒に1つのお墓にという案件。
両方ともお墓は持っているからこそなかなか難しく悩ましい問題。
そしてお互いが一人っ子
いつかはという問題があります。
結論としては現地で永代供養されてくる方と、今暮らしているエリアの近い方の墓地を両家墓とすること。
よくあるのは「お墓を建て変えましょう」といわれることが多いようです。
それしか方法がないの?という疑問をお持ちのお客様もいます。
実際にはあります。
写真のように正面の文字の厚みまで落として、磨き直しをして新しく彫りなおす。
和型の場合2つの名前を棹石(一番上の石)に刻むのに抵抗がある人がいますのでここは考えどころ。
今回は旦那様のご先祖が浄土真宗、奥様方は浄土宗ということでしたので、「南無阿弥陀仏」が理想的ということで提案しました。
ちなみに墓地は公営の横須賀市営ですから2つの宗派がお墓に介在しても大きく問題には無いませんが、やはりできれば共通してわかりやすい言葉を選ぶべきといったところでしょう。
では家名は?
2段目の石に彫るか、ほかはないのかというところですが、ほかの部分を選択し花立に彫刻を提案しました。
将来また継がれる方が姓が変わった時一番費用をかけずに名前の部分を変えられるパーツだからです。
彫方も文字が浮いている(磨きの部分が文字)にすれば浅く彫れますし将来の対応でも一皮はがして使う事が可能だからです。
石屋的には新しい石を販売した方が作りやすいし、利益も上がるかもしれませんが弊社では今まで手を合わせていた石をどうにかできないかをお客様と一緒に考えます。
そんなお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。
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