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大橋理宏

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大橋理宏(おおはしまさひろ) / 石工技能士

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コラム

台風です。そのときお墓は?

2016年8月21日 公開 / 2020年8月25日更新

テーマ:墓石工事 横須賀 神奈川

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

今年は関東に近い位置での台風の通過が多いですね。

今回は台風とお墓についてちょっと書いてみます。

風が吹くとおこる想定外の被害


過去記事でもありますが、まだセメント系の接着がメインだった頃のお墓で起きた出来事

台風の風で墓地内にある上部の枝が折れ、下に垂れ下がったときに平手打ちの要領の勢いで棹石いわゆるお墓の一番上の部分が飛んでしまったという事件や。

ビニールシート系の風に舞いやすいものが風によって飛んできて墓誌(戒名などを刻む板石)などに引っかかりそのまま倒してしまったり。

塔婆立にめいっぱい塔婆が入っており一枚の板と同じ状態になり風圧で揺さぶられ倒れていたといったことも周辺の墓地で見たこともありました。

沿岸部ではそれ以外にもこんな被害が


いわゆる台風に乗ってきた潮風

作物などを枯らすという塩害などの被害が実は石にも影響を及ぼします。

石は結構、塩に弱いと思ってください。

見た目の変化を結構引き起こします。

主に表面のざらざら感を出したり、黄ばみのような色の変化を起こす場合もあるのです。

台風がさって危険がなくなったら確認ついでにお墓まいり


吹き戻しの風も去って安全が確保できそうならお墓まいりにいってみましょう。

上に書いたこと以外にも枯れたお花がどこからともなく飛んできていて花粉や、枯れた鼻から出る色素によるシミを作ることもありますので、早めに対応することでお墓を長くきれいにts持つこともできます。

チリホコリを取り去ってからよく水洗いして、きれいにからぶきしてきてください。

塩分が残らない程度が基準なので、水をかけてはいけない場合(そう伝えられているなどの場合)は水拭きでしっかりふき取ることも有効です。

弊社のエリアである三浦半島は全域で塩害の可能性があると思っていただいたほうが良いかもしれません。

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