ビジネスとしての一線と、人としての一線
弊社では普段付き合いのない寺院の場合必ずお客様の手を煩わせてもご本人にお寺さんの許可をいただくようにしています。
強引に入っていけば工事させていただけないということはないかもしれません。
ただ、今後ずっと付き合っていくお寺さんとお客さんとの関係も微妙になったりするからです。
ですから必ずそうしています。
それを踏まえたうえで、弊社で開発してきた墓地でもある場所なんですが、お客様から
「○○石材店は入れますか?」
と聞かれました。
一応弊社で開発したとはいえ、寺院の墓地ですから必ず墓地管理者に確認をしてください。弊社が答える内容ではありませんと答えましたが聞く相手を間違えています。
「友達がよその墓地でその石材店で建てたのでそこが良い」といわれても・・・
筋を通していただくならば石材店の方からもそれなりの挨拶があり、相談があれば無理はいわないのですが、弊社で開発しているということはそれなりに弊社でも投資をして、工事できる場所を作っているのでなんの音沙汰もなくいきなり工事を始めると相手石材店にそれなりに費用をいただくことになります。
それでも寺院にも相談なしで決めてしまう方はまだまだいます。
お墓周りのトラブルで見えないことが多いように思われますが説明すべきことはしています。
トラブルを起こすのは寺院サイドや石材店と思われている方も多いのですが、結構お客様が寺院との契約や、墓地の契約の際にしっかりと話を聞かれていなかったという場合もあります。
様々な結果、費用は大体同じで、周りとの関係はすべて悪くなっているというよろしくない結果を生み出している方も少なくありません。
皆が良い方向に向けなければ供養がおいていかれてしまう場合もあります。
供養の場をやさしい場にすることが良いなと思っておりますので、まずは普通に向き合っていただければと思います。
拒絶から入られれば、なんとなくやり切れませんので。