あの庵治石 だけどちょっと求めやすい?
関東標準型と高級型がありますがどちらにいたしますか?
霊園営業で見かける光景というかトークです。
つい標準と高級と比べると高級でということになります。
以前中国の加工が安かった時にこういった名前が広まったのかもしれません(笑)
さて昨日国内加工と外国の加工のことを少し書きましたが、もちろん同じ加工をした場合、価格は違います。
ですから高級型にすると当然価格もアップします。
特に国内加工の場合は一律いくらというのは仕入れ加工先が同じなら可能ですが、産地ごと、加工する会社ごとに金額が違います。
ということで、高級型にした場合損のない価格設定をしている場合も多く割高な加工費を払うこともあるということが発生します。
それが輸入材も同じ価格で加工費をしっかりとる会社もあります。
利益取りすぎなんじゃない?
確かにそれもありますが、加工されてきて微妙な手直しなどは国内で行う場合も多く保険の意味で国内加工価格を乗せている場合もあると考えられます。
また、販売専門の石材店に至っては見積もりを複雑化しないように、この加工はいくらといった固定した余裕をもった見積もりを持ったところもあります。
現在の輸入状況を見る限り、中国加工の精度は以前よりやや落ち気味ですので、国内手直しを考えた価格設定の石材店は当然多くなっているとも考えられます。
お客様が求めた加工を施し費用が発生することを考えると、これは悪ではありません。
しかしながら正直な数字が出しにくいところでもあります。
見方を変えると高級型はその呼び名で加工部分を増やし、費用をかけて提供しているものなので、お金をかけた分高級であって、お墓の一つの形で、それ以上のものではありません。