ベトナム石材入荷
先日、津波被害にあった石巻の寺院を、横須賀石材工業組合の視察で訪れました。
7月、8月と弊社で支援に行った現場は山間で、地震によって倒壊した墓地だったので、津波の被害を受けた現場を見るのは初めてです。
どんなに頑強に作ろうと地震の揺れの後に、さまざまなものが流されぶつかってくる。
問答無用で押し寄せる波にさらわれる墓石。
すでに、整理という形で横たわっているお墓の傷を見てもどれだけ転がり、何かとぶつかったのはよくわかります。
大型の重機で転がし遠慮なく扱ったような傷跡は、破壊力の強さを物語っています。
8か月たった今もほとんどのお墓が横たわっており、いつもとに戻るのかも分からないという現状がありました。
日々あちこちからボランティアの石材店は見えるそうですが、やはりボランティアでということだけでは先にすすまないのかとも思いました。
視察でだったので、なにも手を出さずに帰ってくることはなんとなく後ろめたさもかんじましたが、時間の経過と現状を知るうえで大変に貴重な体験をしました。
何かできることを今後もできるタイミングでしていこうと考えます。