心筋梗塞とマグネシウム
コレステロールが高いことを指摘される理由は、脳梗塞や心筋梗塞などの脳血管疾患などの発症が問題となるからです。そして、それらの主な原因は、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、そして喫煙です。これらの動脈硬化の危険因子の中では高脂血症が重要であり、予防のための生活習慣が必要となるのです。
以前からマグネシウム(Mg)の欠乏は動脈硬化の危険因子である肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症と関わりのあることが報告されています。特に,Mgはlecithin cholesterol acyltransferase(LCAT)とlipoprotein lipase(LPL)の活性に必要で、Mgは肝臓内でのコレステロール合成にも関与するのです。
Mg補充は血中中性脂肪を低下させ、血中高比重リポタンパク(HDL)を上昇させ、血中コレステロールをも低下させる可能性があります。
日々の生活にマグネシウムの多い食材を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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https://mbp-japan.com/kagoshima/aitokukai/column/5105289/
【マグネシウム研究 最近の進歩】脂質代謝とマグネシウム
Clinical Calcium 15巻11号 Page1827-1838 (2005.10)