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子育てにもアンガーマネジメント【6歳児の苦悩/友人関係編】

谷川由紀

谷川由紀

テーマ:アンガーマネジメント

6歳児の人間関係における悩み



年末年始休暇が終わり、保育所もスタートした初日の夜、保育所にお迎えにいくと娘が泣いていました。
理由を聞くと、お友達の一人に嫌な態度をとられたので悲しかったとのこと。

なぜそんな態度をとられたのかを聴くと、
先生が見ていない間に悪戯をするお友達に対し、「そんなことしたらダメだよ。先生に怒られるよ」と注意をしたとのこと。

そのお友達は、気分を害し「ベーっだ」と言って、その後、娘は仲間外れにされたそうです。

実は、これまでにも同じようなことが何度かありました。

娘は正義感が強いのか、毎回、悪戯を見つけたら注意をして、嫌な思いをしています。

そこでこれを、アンガーマネジメント的にどう対処するかを考え、娘にアドバイスをしました。

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①イラッときた瞬間、売り言葉に買い言葉の言動を避ける

②温度計をつけてみる。(最大10点満点中、何点なのか?)

③もし、そのイライラが温度計の4点以上であれば(3点以下なら「まいっか」なので忘れる)、自分のどんな「べき」が裏切られて怒っているのか?を考える。

④その「べき」を拡げられないか、考える。

⑤どうしても怒る必要があることであれば、我慢はせずに、行動する。
※ただし、「変えられること」か「変えられないこと」か、また「重要」か「重要じゃない」のかを検討する。
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上記にもとづき、6歳の娘と一緒に話し合いました。

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①は出来ていた(←衝動はコントロールできている)

②温度計をつけたら、7点。
なぜなら、そのお友達が先生に怒られないために注意してあげているのに、仲間外れにするなんて許せない。

③「親切に注意してもらったら、悪いことは反省すべき」という「べき」が裏切られて怒っている。

④ 許せない

⑤検討の結果、「変えられないこと」×「重要ではない」という箱を選びました。
これまでも同じようなことが何度もあったことを思い出し、「変えられない」と判断したようです。 そして、その程度のことであれば、「重要ではない」、そう感じたようです。

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この作業により、着地点を見出し、気持ちが落ち着きました。
翌日は、いつも通り笑顔で保育所へ。


アンガーマネジメントを学んでいなければ、おそらく私は下記のいずれかを娘に伝えていたと思います。
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「そんな余計なことをいうから、嫌な思いするんだよ。放っておいた方が良いよ。」

「相手のために注意してあげるのは、良いことだよ。解ってくれなくても、これからも伝えてあげようね」
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どちらも、正論のように見えますが、アンガーマネジメントの視点では少し異なります。

そもそも、何に対してイライラしているのか、また本当に怒る必要があるのか、怒るなら、どんな風に怒るのか、等・・・。

抽象的でも精神論的なものではなく、客観的に自分でその答えをさぐり、前に進んでいきます。

6歳でも、丁寧に伝えると理解が出来るのだなーと、改めて感じました。

親の私も、感情的にならずに、気持ちに寄り添えたと感じています。

これからも、親子で日常で取り入れていきたいと思います。


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谷川由紀
専門家

谷川由紀(社会保険労務士)

高松太田社労士事務所

社会保険労務士としての知識と実績を元に、人材不足対策の要となる働き方改革支援や女性活躍推進、高齢者、外国人等の多様な人材活用コンサルティングに強みをもつ。県内外でアンガーマネジメント研修等に多数登壇。

谷川由紀プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

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