コラム
身近な生薬=五行草(馬歯莧=スベリヒユ)
2021年9月15日
《畦道で見たことありませんか?》
《五行草=馬歯莧=スベリヒユ》
※農家の皆様にはヤッカイな雑草と思われているかも知れませんが立派な植物性生薬です。
☆五行草と呼ばれているのは「葉=青(肝)・茎=赤(心)・花=黄(脾)・実=黒(腎)・根=白(肺)と一つの植物で陰陽五行説の五色・五臓を持っているからです。
《五行草、お浸しで食べるとシャキシャキして美味しい》
《五行草のお浸し》
《五行草が長寿菜と言われる由来・・》
《初夏の畦道に蔓延る五行草》
※五行草は乾燥耐性があり畦道や空き地、路傍などの日当たりの良い場所に自生しています。
また、潮風にも強く海辺でも見かけることがあります。
草取りした後、炎天下が続いていても根付くほど生命力の強い植物です。
《五行草の薬理的な作用》
☆強力な解毒作用&消炎作用
自然の抗生物質、もちろん西洋薬のような耐性菌は産出しません。
☆中国では昔から解熱・咳止め・止血・鎮痛・整腸・湿疹・虫刺され・皮膚炎などに繁用され
ています。
☆最近人気の「オメガ脂肪酸」の一つ「オメガ3」を含んでいることが判明しました。
オメガ3脂肪酸はオメガ6と同じく《必須脂肪酸》です。
《五行草(馬歯莧=スベリヒユ)の物語=中国の逸話》
《中医学から見た五行草とは》
性味・・・酸、寒
帰経・・・大腸、肝、脾経
効能・・・清熱解毒、散血消腫、止血痛淋
《体質自己チエック》
※レ点が多い時、「五行草」飲んでみて下さい。
※詳しい事は当薬局の薬剤師陣に御相談下さい(要予約)。
相談時、「お薬手帳」・「血液検査値」があれば御持参下さい。
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