コラム
正しい脂質管理
2021年4月7日
《コレステロール、下がりすぎていませんか?》
※一昔前は『TC=総コレステロール値』が(219)以上になると安易に高価な高脂血症改善薬が処方されていました。
高血圧治療薬と同様に、高脂血症改善薬も一度処方されると長期投与される事例が多いようです。
これも国民皆保険の弊害の一つかもしれません。
健康長寿のためにはダラダラと化学薬品を漫然服用しないほうが安心安全かも。
化学薬品には主作用の陰に副作用が潜んでいます。
※このグラフの意味
☆棒グラフが高い方が短命
☆一番の健康長寿には『TC=総コレステロール値』が(240~259)必要、但しHDL=善玉コレステロール値は(50以上)必要=動脈硬化指数(AI)に関与。
☆コレステロール値が高いほど『ガン』は少なく、コレステロール値が低いほど『ガン』が多い。
《正しい脂質管理には・・》
※ただ『総コレステロール値』だけを管理するのではなく『L/H比』を確認します。
※動脈硬化指数(AI)に注目。
TC=総コレステロール値とHDL=善玉コレステロールから算出します。
(4以上)ある時には要注意。
※FIB-4 index(脂肪肝指数)値を確認しましょう。
飲酒習慣のナイ女性に増えているNASH(非アルコール性脂肪肝炎)を知るためにも、この数値は役立ちます。
最近は、広域病院の血液検査表に載るようになりました。
AST(GOT)・ALT(GPT)・PLT・年齢、これらの値があれば当薬局で算出致します。
《高脂血症改善薬はミトコンドリア活性を阻害》
※《ミトコンドリア》は個々の細胞の中にアル発電所のようなもの。
高脂血症改善薬の副作用にミトコンドリア活性を阻害する作用が載っています。
一度、脳梗塞や心筋梗塞になると総コレステロール値が(200以下)になっていても高脂血症改善薬が処方されている事例がありますが、TC=総コレステロール値が下がるとガン誘発だけではなく多様な弊害が出る事がありますので御用心下さい。
《コレステロールと血圧は高いことよりも低いことがアブナイ》という説があります。
※脂質代謝改善にも漢方薬や薬局サプリメント、多々ありますので御相談下さい。
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