コラム
ウイルスから皮膚粘膜を護るのが『衛気』
2020年3月13日 公開 / 2021年2月26日更新
《ウイルス対策にはマスクよりも『衛気』を元気に》
※《『衛気』ってなに?》
☆『衛気』とは外邪(細菌・ウイルス・暑さ・寒さ・花粉・ハウスダスト・多湿・乾燥・・・諸々、生体に害を与える物全て)から皮膚や粘膜を『衛る』鎧のようなもの。
☆同じ空間に居てウイルスに感染して発症する人と発症しない人の差=『衛気』の力の差だと思います。
《下記イラストの緑の部位に流れているのが『衛気』です》
※私は注射が苦手なので一度も『インフルエンザワクチン』は接種せずに、薬局で真性インフルエンザ感染の方々に対面で服薬指導を長年していますが、抗ウイルス作用があると言われています『板藍根エキス』と『衛気』を強くする漢方薬の『衛益顆粒』のお陰で、一度もインフルエンザに罹っていません。
☆人が多く集まる場所とか新幹線・飛行機を利用する時には出発時に『板藍根エキス』と『衛益顆粒』を『バイオリンク503ドリンク』で飲んでいます。
☆学校薬剤師として冬季教室内空気検査に出発する時にも同様にしています。
《『衛気』を元気にするのに役立つ『衛益顆粒』》
※これが『衛益顆粒』です。
☆効能効果
虚弱体質で疲労しやすいものの次の諸症
虚弱体質・疲労倦怠感・ねあせ
*これらは西洋薬的に漢方薬の効能効果を書いています。
漢方的に言いますと一言=『衛気を元気にする』。
《『衛益顆粒』に含まれる生薬は三つ=『黄耆』・『白求』・『防風』、Simple is Best》
※三つの生薬について、もう少し詳しく御説明します。
《黄耆》
『朝鮮人参』と同様に『補気の生薬』の両横綱が『黄耆』。
☆朝鮮人参・・・体の中を元気にする
☆黄耆・・・・・・・体の外(皮膚・粘膜(内臓粘膜も))を元気にする
『黄耆』の帰経は肺と脾で『補気升陽』、『益衛固表』、『利水消腫』等の作用に優れた生薬です。
慢性的な疲れを癒やし、浮腫を改善します。
《白求》
黄耆に加味する事で『健脾益気(胃腸を元気にして元気を益す)』、『燥湿利水』となります。
《防風》
黄耆に加味する事で『祛風解表(風邪対策)』、『除湿止痛』作用があります。
《『未病先防』》
※漢方用語に『未病先防』という言葉があります。
☆罹ってから治すよりも罹らないように予防することが寛容です。
☆ウイルス疾患対策にも先達の人々によって効果のエビデンス(evidence)=確証である漢方薬や生薬エキスを役立てて下さい。
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