コラム
つらい偏頭痛、疲れやすく手足が冷える虚証タイプには呉茱萸湯+婦宝当帰膠
2015年11月13日 公開 / 2016年10月29日更新
つらい偏頭痛の症状とは?
脈をうつようにズキズキと激しい痛みがでる症状を、偏頭痛といいます。
日頃悩まされる頭痛の多くは偏頭痛が原因で、ひどい時には吐き気をもよおすことがあって、日常生活に支障をきたす場合もあります。
また、運動などをして体を動かすと痛みが激しくなるという特徴があります。
偏頭痛を起こしやすい人の特徴として、冷え性の人や血流が悪い人が挙げられます。
また、頭痛持ちの多くはひどく疲れがたまっていたり、ストレス過多である傾向にあります。
女性の場合だと、生理後などは体内で多くのエネルギーを消費し、補えない部分が頭痛として現れることがあります。
偏頭痛は、寒い環境で起こりやすい傾向にあり、漢方などによって体を温めることで、症状を軽減させることができます。
偏頭痛には呉茱萸湯
偏頭痛の治療によく用いられる漢方薬、「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」を紹介します。
呉茱萸湯は手足の冷えや肩こり、頭痛を改善させる作用があります。この作用により、周期的に起こる偏頭痛をおさえることができます。
呉茱萸湯は、手足が冷えやすい、周期的な頭痛(偏頭痛)に悩まされる、といった方におすすめできます。
主薬となっているのは「呉茱萸(ゴシュユ)」で、頭痛や肩こり、嘔吐などを抑える働きがあります。これに「大棗(タイソウ)」、「人参(ニンジン)」、「生姜(ショウキョウ)」の3つを配合したものが呉茱萸湯です。
呉茱萸湯は単独でも用いられますが、西洋薬の服用回数を減らす効果が期待できるため、一緒に活用されることもあります。
女性の味方、婦宝当帰膠
☆300ml×2瓶・・¥10.487(税込)
症状によっては「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」を一緒に服用する場合もあります。
婦宝当帰膠は、補血薬として代表的な漢方で、女性特有の体質・機能から起こる貧血や冷え性、生理痛や肩こりなどを軽減する効果があります。
成分の7割が「当帰(トウキ)」です。当帰には血流を良くし、体を温める効果があります。その他に「芍薬(シャクヤク)」や「地黄(ジオウ)」「阿膠(アキョウ)=動物性生薬」など9種の生薬が配合されています。
当帰は「マサニカエル」と言う意味です、詳しくは当薬局にお訊き下さい。
中国では「女性の宝」と言われた婦宝当帰膠は、呉茱萸湯と併用して服用することで、生理痛や偏頭痛が軽減されたという例もあります。
普段から貧血気味で、生理時などには食事だけでエネルギー補給が追いつかない女性は、婦宝当帰膠で補血を促すのも良いでしょう。
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