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佐藤宣幸

生活習慣病や不妊など悩む心身に寄り添う漢方薬のプロ

佐藤宣幸(さとうのぶゆき) / 薬剤師

有限会社 すみれ漢方施薬院薬局

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コラム

不育症・習慣性流産予防のために漢方で自然治癒力を高めておくことが大事

2015年9月7日 公開 / 2018年2月10日更新

テーマ:病院での不妊治療に併せた漢方薬

コラムカテゴリ:医療・病院

《不妊・不育治療に有効と言われている漢方薬》



婦宝当帰膠

これが『婦宝当帰膠』、婦人の聖薬と言われています『当帰』が主成分の漢方薬です。
「お湯割り」で服用します。
そして個々の体質に合わせた他の漢方薬と併用します。
漢方薬の組み合わせについては当薬局の薬剤師達にお訊きください。

不育症とはどういった状態か。漢方の効果とは?


不妊症は多くの方が耳にしたことのある言葉だと思いますが、不育症とはなんでしょうか?

妊娠はするものの、流産や死産を何度か繰り返してなかなか子供を持てない状態のことをいいます。

原因はさまざまですが、赤ちゃんが順調に育っていく子宮環境を整えるために、漢方薬を取り入れていく方法があります。

漢方を用いることによって、自然治癒力を高め子宮環境そのものを改善する効果が期待できます。1人1人の体質や年齢に合わせて処方された漢方薬を生活の中に取り入れていくことで、妊娠するための体づくりを行っていくのです。専門の漢方医のもと、治療をすすめることができるので、一人で悩まずにぜひご相談ください。

漢方医学は栄養・循環・新陳代謝を改善して自然治癒力を高める


本来、人間は自然に回復する力(自然治癒力)を持っています。漢方では、その自然治癒力に働きかけて病を治療していくことに重点をおいていて、病そのものだけを治療するというのではなく、その人の体全体に働きかけていくという発想です。

妊娠~出産は自然の摂理ですから、赤ちゃんが育っていくための母体がバランスのとれた状態でないといけません。

バランスのとれた食事・バランスの取れた心・バランスの取れた体を取り戻す手助けとなるのが漢方薬の役目とも言えます。

「病院で検査をしたが特に異常がないと言われた」など、自覚症状はあるのに原因がつかめなくて悩んでいる方も多数いらっしゃると思います。漢方はそのような場合にも、体の不調となる原因を多角的に捉え、一人一人の悩みに適した薬を処方することができます。

心と体にやさしい漢方薬~漢方を正しく理解していこう~


漢方では、心と体を一つとして捉え、病院へ行くべきか否かの状態にもっとも効果を発揮するといわれています。
未病と呼ばれる、原因不明で確定されないが自覚症状がある病をケアするということです。

自然な妊娠と出産を希望するのであれば、ストレスや負担の少ない漢方薬で心と体を労わっていきましょう。

漢方薬療法は、本来の体を取り戻して「妊娠する力」と「出産する力」を高めていくことに効果的であると考えられています。また調剤は、その人の年齢や体質に合わせて行います。妊娠・出産、その後の育児までを考えて体力のある体を手に入れていきましょう。

お母さんの体が元気でなければ、元気な赤ちゃんを産むことはできません。例え不育症だと診断されても、それはお母さんが悪いわけではありません。自分を責めることなく、少しずつでも健康な心を取り戻してほしいと思います。自然の恵みである漢方の力を信じてみませんか?もしかすると自分に合うものに出会えるかもしれません。

この記事を書いたプロ

佐藤宣幸

生活習慣病や不妊など悩む心身に寄り添う漢方薬のプロ

佐藤宣幸(有限会社 すみれ漢方施薬院薬局)

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