令和6年能登半島地震 被災者をだます悪しき行為

筆者がウォーキング中、ある神社の前である女性の老人(87歳)より声をかけられた。
最初は、ごく普通の世間話であったが、その老人は珠洲市高屋地区自宅で能登半島地震に
被災し、今は娘さんの家に避難しているとのこと。大怪我をしたが、奇跡的に命だけは助
かり自宅は、今も水道が来ずその集落は廃墟の状態で、戻ることが出来ないらしい。
被災前までは、珠洲で一生を遂げる思いでいたが、最近になって避難にも限界が来ており
金沢市内の介護施設に入居することを決めたらしい。
「せめても住民票だけは珠洲でいたい、87歳の老婆の意地です」と、涙を浮かべた笑顔が
印象的であった。いま一番必要なのは、被災者の心の復興かもしれない。
この方のような多くの被災者の心の復興を図るのか・・どうする、馳石川県知事・・



