鎖国
意外にも知られていないが、日本一古い醤油屋さんが福井市内にある。
室次醤油社で、創業天正元年(1573年)、今年で451年になる。
当時、戦国大名・朝倉義景の家臣であった投手が、織田信長の朝倉攻めにより命からがらで
いまの場所(福井市田原町)に逃れ、醤油、酒造、味噌、を造ったことが事の始まりである。
幕末、坂本龍馬が福井藩主・松平春嶽との交流から、たびたび福井を訪れ、この醤油が
気に入り、取り寄せていたという伝説もある。
今も「竜馬」の名前で、その醤油は造られている。
現在のご当主は15代目の、室屋次左衛門さんである。