G7首脳へのお土産
いま、ハンガリーのブダペストで世界陸上が開催され、一流のアスリートが熱い戦いを
続けているが、その陰で各スポーツメーカへも熱い戦いを行っている。
その中で「ナイキ」と「アシックス」のロゴを付けた選手をよく見かけるが、この2社は
意外なところで結び付いている。
「ナイキ」はもともと、日本のオニツカタイガー(現アシックス)のアメリカの代理店だった。
ナイキは、オニツカタイガーからスニーカーづくりのノウハウを学び、代理店から独立。
しかし、当時は無名のスポーツメーカのため経営不振に陥り米国の銀行団からも融資継続を
拒否されたところを、日商岩井(現双日)が支援し事なきを得た。
その後ナイキは、シューズを中心とした高品質の商品を開発・販売し世界のアスリートから
認められ、いまの世界的企業となった。 あのコンバース社も子会社となっている。
ナイキのロゴは、社員が夢で見たギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー」から来ている。
まさに、ナイキは日本の技術によって生まれ、危機を救われた歴史を持っている。