日本国内でも、今なお「油田」は存在する
今から91年前に世界の喜劇王チャップリンが、世界旅行の一つとして日本を
訪れていた。20日間程の滞在期間だったとか・・・
そのチャップリンは大の大相撲ファンで、観戦することが訪日の目的の一つでもあった。
昭和7年(1932年)5月15日日曜日、投宿していた帝国ホテルに犬養毅首相の秘書官が
尋ねてきて、その日の晩餐会の招待を伝えにやって来た。
チャップリンは、一度は快諾したものの、どうしても相撲観戦を諦めることが出来ず
直ぐに断りの旨を伝えた。
その後、その日に青年将校による5.15事件が起こり、犬養首相は暗殺される。
まさに、チャップリンにとっては危機一髪で、大相撲が彼の命を救ったとも言える。
今となっては、歴史のいたずらだったかもしれない。
ちなみに、エッセイストの安藤和津さんは犬養首相の孫に、女優の安藤さくらさんは
曽孫にあたる。