進む高齢化の現実
北海道の日本海側に位置する初山別村の村長選挙は、ここ48年間・13回連続で無投票
となっている。つまり、1日だけの選挙活動が48年間続いている。
人口約1100名のこの村は、48年前に行われた村長選で、村を二分する激しい選挙となり
選挙違反で多数の逮捕者も出した。しばらくは、そのしこりも続いた。
そこで、この経験から小さな村を二分することが無いように、選挙を避ける雰囲気が
作り出され、現在に至っている。
ただ、一部には「村に人材がいない」「村が活性せず消滅するだけ」という声も出ている。
少子高齢化、過疎化が予想以上に進む中で、民主主義の維持も新しい局面をむかえている
ようである。