「透明」に色付く現代社会
いま誤送金と、その回収が厳しい状況で注目されている「山口県阿武町」。
日本海に接する小さな町であるが・・・
人口は2952人(本年4月現在)、世帯数1528世帯、そのうち住民税非課税世帯が463世帯。
全世帯数の約1/3が住民税非課税世帯を占める。今回はその4630万円が事件となった。
主な産業はなく、農業、漁業、林業が主体で、町全体の年間予算は47億円。
町自体の住民税歳入は2.6億円。町の運営のほとんどを、国が支えている自治体である。
既に消滅可能性都市にも指定されている。
さらに、町から金融機関に提出されたデータがプロッピーディスクを介してあったことに
唖然とする。
時の流れに取り残された、自治体かもしれない。