コラム
古都の苦悩
2022年3月24日
財政難が深刻化する古都・京都。
第二の夕張市になるのでは? と危ぶまれている。
市民の負担増が避けられない状況の中で、固定資産税等が免除されている寺社への
風当たりが強い。しかし、寺社もコロナの打撃を受けて台所事情は非常に厳しい。
実は、1985年に京都市が導入した「古都税」の経緯がある。
有料拝観者から1人50円を徴収し年間10億円の増収を目指したが、信教の自由を
侵害するとして一部の寺院が反発し、金閣寺や清水寺が拝観停止を強行し京都市と
対立した。結局、この「古都税」は2年半で廃止されたが、今回は復活案も浮上している。
地方税法により、一自治体の判断で固定資産税の課税は出来ない。
コロナ禍を直撃し、観光関連収入も激減している京都。
古都の苦悩は、暫くは続きそうである。
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