「透明」に色付く現代社会
大関朝乃山が六場所出場停止となった。協会のガイドラインを破り、
その後も虚偽の報告をしていたので、厳罰は仕方ない。
また、当時親方であった元大関朝潮も同様にガイドラインを破っていた。
自ら律する立場にも関わらず、背いたことは無責任で無自覚な行動は
言語道断である。
師弟関係のこの二人は、大学の先輩後輩の関係でもある。
27歳の愛弟子は、大学の先輩でもある親方の背中を見て、不行状を行ったのであろうか ?
65歳の元親方の責任と罪は、非常に重い。
元親方は退職で終わったが、残された朝乃山は今から1年間地獄の毎日が待っている。
地獄からはい上がって来るか ? それとも過去の力士として消え去るのか ?
その答えは、本人の改心と精進次第だけだ。