7月3日は、「人類への死刑宣告の日」だった
意外と知られていないが、マツタケは絶滅危惧種に指定されている。
なぜ? 絶滅危惧種に指定されたかという理由は・・・採り過ぎではない。
マツタケを必死に採って食するのは、日本人ぐらいだそうだ。
理由は、世界的にマツタケが育つ「松林」が激減していることにある。
「松の木」は痩せた土地に生える。
人類は「松の木」を、建物や多岐にわたる道具の材料として活用してきた。
また、薪や炭としてエネルギー源としても利用してきた。
近世に入ると、人類はコンクリートや化学建材、石油に頼ることにより
木材、特に「松の木」の活用が激減した。
「松の木」の利用は、戦前の1/100以下になったといわれている。
そのため、豊かな森と土地が生まれ、痩せた土地に適する「松の木」が減り
そのために「マツタケ」の採れる量も激減した。
しかし、日本人の「マツタケ」への執念はすごい。
いま全国各地でマツタケの人工栽培を試み、すでに類似したものが栽培に成功している。