「透明」に色付く現代社会
台風10号により、コロナ禍の中で日本全国がその脅威におびえていた。
幸い北陸地方はほとんどその影響はなかったが、九州、沖縄地区の人々は
大変なご苦労をされた。
今回の非難の特徴として、政府が推し進める「Go To トラベル」を利用して
ホテルに避難するという、新しいスタイルの避難方法が生まれた。
筆者の知人で奄美の喜界島に住んでいる。台風に慣れているこの島の人々も
今回はさすがに身の危険を感じたそうである。
ひとたび台風が来れば、離島は食料品や薬品等の物資の輸送ルートは完全に断たれる。
写真は台風10号が襲来した奄美・喜界島の様子
限られた観光宿泊施設に島民の宿泊が集中し、その知人は予約が取れず
バナナの木が根元から飛ばされるという暴風の中で、3日間耐え忍んだそうである。
災害時の避難場所は、学校、公民館とお決まりなっているが、withコロナ時代の
避難方法の一つとして、行政が宿泊施設を借り上げるという方法があっても良いのでは?
と、感じるのは筆者だけであろうか。