サンマの次は、「海苔」が大不作
風物詩「京の底冷え」にたとえられている京都の冬に、異変が起きている。
京都の冬の寒さの厳しさは、古くから文学作品にも取り上げられ
清少納言は「枕草子」に、夏目漱石は自身の日記に、その寒さを表現している。
気温0度を下回る「冬日」の年間数は、この10年で7.1日減り、100年間では1/20にまで
激減している。
昨年2019年に至っては、3日間だけ。
地球温暖化と、ヒートアイランド現象が原因らしい。
ここ100年で平均気温が2.1℃上昇し、一般家庭、工場、自動車等からの排熱が
「底冷え」を和らげているらしい。
(近い将来、この景色も幻となるのか ? ・・・)
その影響で、京野菜の味と品質が落ち、更に南方系の害虫が北上し栽培に悪影響を
及ぼしている。
地元気象台によると、このままで進むと今世紀末には、京都の平均気温は
鹿児島より高くなり、「京の底冷え」は完全に消えてしまうと予測している。
北陸も他人事ではない、このような現象はもうそこまで来ている。