あの哲学者・西田幾多郎も、ある誘惑には弱かった !
富山県ではお正月に、各家の床の間に天神様の掛け軸をかけ
鏡餅、神酒などを供えて祀る風習がある。
今回縁あって筆者は初めて、その天神様を実際に拝見することができた。
ご承知の通り、天神様とは菅原道真のことで、富山県の天神信仰は
加賀藩祖の前田利家が道真の末裔であると称したことに、由来があると伝えられている。
その天神信仰は、掛け軸は男子が生まれた年に嫁(母親)の実家から贈られ
12月25日に天神様をお迎えし、尾頭付きの魚をお供えし
1月25日にお帰りいただくそうである。
また、1月2日にはその天神様の前で、書き初めをすると上達するとも言われている。