コラム
令和の北大路魯山人
2019年11月20日 公開 / 2021年3月2日更新
筆者のような年齢になると、あまり人には教えたくない隠れ家のようなお店がある。
筆者にとっての、その隠れ家とは・・・
金沢市木倉町にある、「旬房 さかい」というお店である。
知人の紹介でそのお店と初めて出逢ったが、その出逢いは衝撃的なものであった。
カウンター越しに出される料理はもちろんのこと、お酒、器、盛りつけまでが
店主である酒井浩平氏の「こだわり」で、完璧なまでに表現されている。
その後も何度か訪ねているが、その毎に新たな感動と驚きの連続が続く。
素材の持つ味を最大に引き出す、研ぎ澄まされた技と妥協を許さない実直な姿勢は
かの、北大路魯山人に通ずるものがあると言えよう。
北大路魯山人が書いた名著「魯山人味道」を、忠実に再現した「匠の技」でもある。
まさに、令和の北大路魯山人といっても過言ではないだろう。
当然ながら、ミシュランが星印を付けたお店である。
この23日に久しぶりに、新創作味を食することも兼ねて、再び出逢う予定だ。
いまから、その「味道」をわくわくしながら楽しみに待っている。
関連するコラム
- スティーブ・ジョブズが好んだ古都の蕎麦屋 2022-10-14
- 京都仙洞御所 ② 2023-06-20
- カメラを構えている集団の、その先は・・ 2022-11-14
- 数年に一度の大寒波襲来、沖縄は桜が開花 2023-01-24
- 皇居・大嘗宮 2019-12-07
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
上野峰喜プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。