今年もコロナ禍で、それぞれが満開
筆者のような年齢になると、あまり人には教えたくない隠れ家のようなお店がある。
筆者にとっての、その隠れ家とは・・・
金沢市木倉町にある、「旬房 さかい」というお店である。
知人の紹介でそのお店と初めて出逢ったが、その出逢いは衝撃的なものであった。
カウンター越しに出される料理はもちろんのこと、お酒、器、盛りつけまでが
店主である酒井浩平氏の「こだわり」で、完璧なまでに表現されている。
その後も何度か訪ねているが、その毎に新たな感動と驚きの連続が続く。
素材の持つ味を最大に引き出す、研ぎ澄まされた技と妥協を許さない実直な姿勢は
かの、北大路魯山人に通ずるものがあると言えよう。
北大路魯山人が書いた名著「魯山人味道」を、忠実に再現した「匠の技」でもある。
まさに、令和の北大路魯山人といっても過言ではないだろう。
当然ながら、ミシュランが星印を付けたお店である。
この23日に久しぶりに、新創作味を食することも兼ねて、再び出逢う予定だ。
いまから、その「味道」をわくわくしながら楽しみに待っている。