都心の中で、能登に出会う
先日、所用で東京に出向いた際に以前より気になっていた「鯛焼屋」を訪ねる。
その店の名前は「浪速家総本店」(東京都港区麻布十番)
なんと、今年で創業110年の伝説の鯛焼屋さんである。
いまから110年前の明治42年に、創業者である神戸清次郎が浪花出身であったことから
故郷にちなんで命名した。
最初は、今川焼を始めたが全く売れず、次に亀の形の「かめ焼き」に挑戦するが
これも失敗。
追い込まれた清次郎は、当時庶民の口に入らない超高級品である「鯛の型で焼く」ことを
考案し、さらに「めでたい」を重ね合わせ売り出し、大ヒット商品となり110年後の
今に続いている。
食してみたが、いつも食べている鯛焼きとは全く違う食感と味が口の中に広がった。
ちなみに、あの「およげたいやきくん」は、この浪速家総本店がモデルとなった。