コラム
プラスチック汚染の現状 ~不都合な真実・海面を漂うプラごみ~
2019年10月25日 公開 / 2021年3月2日更新
米国カルフォルニア州の沖合に「巨大な太平洋・プラごみ海域」がある。
日本国内では「太平洋ごみベルト」と呼ばれているが、実際は海の還流に流されているため
「渦」が実態に近いのかもしれない。
この海域は160万k㎡にわたってプラごみに覆われている。
解り易く例えると、日本列島が4つ分の面積である。
量にすると79,000トン、そのうち3/4以上は5cm以上の大きさであるが
その46%は、意外にも漁網である。
この「太平洋ごみベルト」に浮かんでいる中で、マイクロプラスチックの占める
質量は約8%であるが、個数では1.8兆個と総個数の94%を占める。
もし、この膨大な量のプラごみが日本列島に流れ着き、列島を囲い込むと
日本の漁業は壊滅し、経済活動も予想もつかないほどの大打撃を受けることになる。
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