世界の松井秀喜と、世界の北野武 (ビートたけし)
いま、世界中で問題となっている「食品ロス」!
日本国内で食品が廃棄される量は年間2,842万トン。
そのうち、まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」は646万トン。
この646万トンは、毎日10トントラック1770台分にあたり
日本人は毎日、これを捨て続けている。
これは、世界で飢餓に苦しむ人達に向けた食糧援助量の約2倍にあたる。
また、食品ロス646万トンのうち、食品事業者から出る規格外品、食べ残し
売れ残り等 357万トン。
一般家庭から出る、食べ残し、賞味期限近し等は289万トンもある。
この問題は、2015年9月国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)にも掲げられ
2030年までに世界全体の1人当たりの食料廃棄を、半減することが盛り込まれている。
あと10年余りで、今より半分の量にしなければならないことになる。
簡単なように見えるが、今の日本人の生活スタイルでは、とっても高いハードルである。
日本人の家計において、食料品の消費支出は約1/4を占めている。
地方自治体等が一般廃棄物の処理(ほとんどが焼却)に要する費用は、年間約2兆円。
もちろん、我々の血税(=税金)である。
食べられるものを、あえて廃棄し、無用な家計の出費と無駄な税金の使い方。
今こそ「食品ロス」対策を真剣に考え取り組まないと、人類にとって持続不可能な
暗黒の世界が待ち受けている。
「食品ロス」を取り組まない大人は、子供に「無駄遣いはするな!」と
言えないことは、確かのようである。