「透明」に色付く現代社会
解決の糸口が見えない日本と韓国の冷え切った両国の関係。
冷静に事務的に対応する日本側と、感情的な韓国側。
そこで選んだ韓国側の「日本製品不買運動」
そして、それを大きく報道する韓国メディア。
しかし、映し出される画面から、その矛盾点を垣間見ることができる。
反日デモを取材する韓国記者達のカメラは、ほとんど日本製だった。
市民がお茶の間から日本製品不買運動を訴えるが、後に見えるテレビはSONY製。
反日イベントの公演に登場したバンドは、YAMAHA、Roland 等々
日本製楽器を使って演奏。
他にも、放送設備はSONY製、新聞の輪転機は三菱製。
Tシャツに反日スローガンの刺繍を入れるのに、ブラザー社のミシンを使用。
ソウル市内に掲げられた「ジャパン・ボイコット」の垂れ幕は
武藤工業の印刷機でしか作ることができない。
例を挙げれば切りがないほど、両国間の経済、文化、日々の生活は密接に関わっている。
感情的な行動を愛国的行動として持ち上げ、冷静さに欠けていたことは否定できない。
すでに、そこには「韓国の矛盾と限界」を感じるのは筆者だけであろうか?