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ケロリン桶

上野峰喜

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テーマ:都市伝説

誰もが一度は見かけたことがある、あのケロリン桶。
先日富山に行った際に、ケロリン桶の奥深さを知った。
        
1963年(昭和38年)に内外製薬社の鎮痛薬ケロリンの、広告媒体として製造された。
当時の担当者が北海道、登別温泉で風呂桶を見て、そのアイディアが生まれたとか。



当時銭湯は木製の桶を使用していたが、衛生管理上問題により合成樹脂製に
切り替え始めた時期。担当者は、そこに焦点を当てた。
「風呂桶を使った広告は、多くの人の目がするはず」という発想から、東京駅内にある
東京温泉に置いたのが、事の始まりである。


         
銭湯で子供が蹴飛ばしても、腰掛けてもビクともしないことで別名「永久桶」とも
呼ばれている。
また、広告のプリントがプラスチックの中に埋め込まれているため
文字が消えにくくなる技術と、こだわりを持っている。


          
あまり知られていないが、このケロリン桶は関東モデルと関西モデルの2種類がある。
関西サイズが若干小さく軽くなっている。
いまなお年間約5万個が販売され、累計数は280万個をこえているとか。

まさに広告戦略の好事例の一つに挙げられるであろう。
そして、これも富山生まれの都市伝説の一つかもしれない。

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株式会社金沢テックサービス

顧客からの信頼を第一に考えた経営理念が強みとなっている。「製品は実際に使ってもらって初めて評価される」ものであり、そのためには製品の品質だけではなく、会社や所属する人間の資質が大切だと考えている。

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