120名の救世主たち
夏になると夜な夜な出没する、あの嫌なゴキブリ。
人類が誕生する以前の約3億年前から、進化を続けながら生き残っている言われている。
仮に核戦争が起こっても、ゴキブリだけは生き残るとさえも言われている。
その生命力の強さは異常なほどで、専用の殺虫剤をかけられても遺伝子が
それに対する免疫力を作り出し、次の世代のゴキブリには殺虫効果がなくなる。
まさに、人間が開発する殺虫剤と進化するゴキブリとの永遠の戦いである。
しかし、最近では専用殺虫剤より強力な人間の最終兵器が、意外にも身近にあることが
わかった。
それが「液体洗剤」である。
ゴキブリのような昆虫は、「気門」という胴体にある小さな穴から空気を取り入れ
呼吸をしている。
「液体洗剤」をかけると、洗剤に含まれている界面活性剤で、その「気門」がふさがり
窒息死するという訳である。
「液体洗剤」だけでなく、「サラダ油」「化粧用乳液」でも、同じ効果がある。
そして、いずれも専用殺虫剤より人間にやさしい最終兵器である。
余談であるが、俳句の世界ではゴキブリは夏の季語であるそうだ。