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上野峰喜

環境に優しい電解水や食品資源リサイクル機器のプロ

上野峰喜(うえのみねき)

株式会社金沢テックサービス

コラム

1年に2日間だけ許される、花火遊び

2019年6月19日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:地域の文化

コラムカテゴリ:くらし

浜松市天竜区にある人口3,200名ほどの水窪地区。


        
この水窪地区は、毎年6月14日~15日の2日間だけ花火遊びが許されている。
地元では、その間を「祇園(ぎおん)」と呼んでいる
なぜ、そう呼ばれるか? 諸説はあるようだがはっきりしていないとのこと。


         
それ以外の間は、花火で遊ぶことは一切ご法度。
そんなルールができた背景には、大正14年2月25日、その水窪で大火が発生し
140戸の家屋が焼失し、ほとんどの住民は焼け出され地域も焼け野原になった。

その戒めとして、毎年2月には必ず地域全体で消防訓練を実施し
梅雨場のこの2日間以外は、花火を禁止するという独自に取り決めた。

昨年には100年近く続くこの習慣は、市の浜松地域遺産に認定された。

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