呆れかえる「落書き」
デジタル化や少子化が進む中で、ノートやペン等の事務用品は消え去ろうとしているかと思いきや、その市場では事務用品・文房具の進化は非常に進んでいます。
事務用品、紙製品、筆記用具等の国内市場規模は、年間約4600億円と言われており2008年のリーマンショック以降は、この規模で確実に推移しているそうです。
その要因として、顧客のニーズに合わせた機能性の進歩、時代に則したデザイン、個性的なヒット商品の開発 等々が挙げられます。
「消えるボールペン」や、東大合格生のノートの取り方から生まれた「ドット入りキャンパスノート」、「大人の鉛筆」「大人のキャンパス」等・・・が頭に浮かびますね。
最近では、P社が開発発売した、ノックをしなくても書いている最中に自動的に芯が出てくるシャープペンシル ! (商品名はオレンズ ネロ)筆者も早速このシャープペンシルを手に入れ使ってみましたが、「目から鱗」!
長く事務用品、文房具はその使用目的だけを求められていましたが、最近では個々人のこだわりの道具へと変化したようです。
アナログ衰退論が言われる中で、生涯顧客化戦略を企てた? 各メーカーから学ぶことが多いようです。