呆れかえる「落書き」
熊本城復元の活動に、微力ながら応援をさせて頂きました。
少額の応援にも関わらず、熊本市より以下の大変立派な「城主証」が送られてきました。
5月に寄付をさせて頂いたのですが、つい数日前に送られてきたものです。
8月末現在までに約78,600の個人や団体から支援があり、13億6500万円近くの寄付金になったとのことで、予想をはるかに超える支援に「熊本城主証」の発行作業が遅れたお詫びも添えられていました。
その他にも、「熊本城復興城主手形」も合せて送られ、熊本市内の観光施設や記念館が無料で利用できるようになっています。
なかなか粋な企画だと感心しました。
単に「寄付」を募るのではなく、熊本城の復元の様子を見て欲しい、また併せて観光でいまの熊本を見て欲しい・・・と考え抜いた企画だと思います。
筆者がこの寄付を思い立ったきっかけの一つに、このコラムの「精霊の伝え人」の中でご登壇いただいた戸室石工芸家・丸山郁夫さんの活動があります。
丸山さんは、先人から授かった戸室石が如何に優れているかを、工芸という形で後世の人達に伝えようと日々努められています。
私も何か後世に伝えることができるものがないか?と思案している時に、今回の熊本城復元支援募集に出会ったものです。
大きな被災に遭い復元までに気の遠くなるようなるような時間が必要のようですが、反面この被災によって
「明治時代に修復した石垣が大きく被災し、加藤清正、その後の細川家時代の石垣の被災はそれに比べ小さかった」
「その理由も今回科学的に解明でき、石積みの方程式があった」
等々解明されたことも沢山あるそうです。
末筆になりましたが、充実感ある復元支援のきっかけを与えて頂いた丸山郁夫さんに心より感謝申し上げます。
丸山郁夫さんにご登壇いただいた「精霊の伝え人 Ⅲ」
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http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2907/