真珠養殖地が北上する・・
前回の「精霊の伝え人 そのⅡ」では、清水町と戸室石が関わってきた歴史的経緯も含めた内容で掲載いたしました。
今回は、この戸室石を利用して新たな視点から創作活動をされている匠をご紹介したいと思います。
丸山郁夫・順子ご夫妻 (後方が金沢キッチン)
この清水町の一番高いところにお住いの丸山郁夫・順子ご夫妻です。
丸山郁夫さんは丸山家17代当主でもあり同家の歴史の長さを感じさせられます。
丸山さんは数年前に生まれ育ったこの地・清水町に戻られ、ご夫婦で「里山料理教室&週末cafe金沢キッチン」を営まれています。この金沢キッチンの創作料理については、後日あらためて掲載したいと考えています。
工芸作家である丸山郁夫さんは、金沢城の石垣にも使われた戸室石と清水町に隣接する二俣町の希少伝統工芸品である「二俣和紙」を組合せ、「あんどん」や「風鈴」を創作されています。
金沢にとっての貴重な宝とも言える「戸室石」と「二俣和紙」を、工芸・アートとして組合せ、創作することにより、その貴重な宝を守り続けまた、次の世代へと伝承されています。
その創作作品については高い評価を得られており、マスコミ等にも多く取り上げられています。
その創作活動は、北國新聞2017年8月26日号にも取り上げられました
筆者も、実際にその作品を拝見いたしましたが、二俣和紙を通しての優しい行燈の光は心に染みるものがあり、また時間を追われる私達現代人が忘れてかけていたものを「ふと」気づかされてくれる何かが、そこにあります。
筆者が撮影した丸山さんの作品の数々
先人達が残した貴重な伝統工芸品を、新たな発想から後世に伝えようと創作活動をされている丸山郁夫さん。
まさに、今に活きる「精霊の伝え人」、その人と言えるでしょう。
続く・・・
精霊の伝え人 そのⅠ → http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2847/
精霊の伝え人 そのⅡ → http://mbp-japan.com/ishikawa/kanazawa-ts/column/2865/
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金沢キッチンHP → http://www.kanazawa-k.net/