大富豪が、ばらまく二酸化炭素
金沢市郊外の戸室新保地区に埋め立て場がある事は、多くの方がご存知かと思います。
この場所には、金沢市内で発生する廃棄物や処理残渣を最終処分するために、昭和49年より埋め立てを開始し、1カ所目は昭和58年、2カ所目は平成6年に、それぞれ満杯となりその跡地は平成12年に「戸室スポーツ広場」として市民に開放されています。
現在は3カ所目で、これも5年後の平成34年には満杯になると予想され、4カ所目の新たな処理地確保のため、平成21年より隣接地の山々を切り崩して整備を開始しています。
写真を見ると廃棄物があまり見えないように感じますが、廃棄物3mに対し、50cmの覆土を行うサンドイッチ方式を採用しているからです。
その理由として、害虫、害鳥等を発生させないためとのことです。
排出される量は、月毎にばらつきがあるようですが、多い月には月間3000t以上がこの場所に埋め立てられています。
1日当たりにすると、約100t! 不燃ごみがと処理残渣が、おおよそ半々です。
廃棄物処理については、色々なお考えをお持ちの方がいらっしゃると思いますが、上述の事が現実です。
山々を切り崩すことにも「限界」が来ます。現代に生きる者としては、少しでも排出量を減らすため、リサイクル、リユース、リデュースをより意識したライフスタイルが必要となるでしょう。
もしかすると、何千年後の我々の子孫は、昭和・平成に生きた人間の貝塚として、この埋め立て地を調査発掘するかもしれませんね。
いや、地球温暖化が進んで恐竜やマンモスのように「人間」もすでに絶滅し、遠い昔に生存していた生物となっているかも・・・・
㈱金沢テックサービス
当社の取り組みについては…
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