大気汚染が原因のアトピー !

2016年12月2日

コラムカテゴリ：くらし

コラムキーワード：アトピー治療

東北大大学院は、大気汚染物質が原因で引き起こされるアトピー性皮膚炎の仕組みを解明したと発表しました。

大気汚染物質が特定のタンパク質を活性化させて神経が発達し、皮膚に強いかゆみを誘発させていたそうです。
同大学院は、有毒物質のダイオキシンと結合するタンパク質「AhR」が皮膚の表面で活性化すように操作したマウスを観察し、神経を成長させるタンパク質「アルテミン」が増え神経が真皮から表皮に向かって発達することが解明。
かゆみを感じて引っかくことで皮膚のバリアー機能が崩壊し、そこからアレルギー物質が侵入するという悪循環が生まれていたとのことです。

東北大学院の発表資料より

アトピー性皮膚炎というと、どうしても食物による要因、遺伝性要因等を考えてしまいますが、大気汚染(=環境汚染)も原因であることは、新たに今の私たちに突き付けられた「大きな宿題」かもしれません。

みなさんは、この「大きな宿題」をどのようにお考えですか?