大富豪が、ばらまく二酸化炭素
8月15日付の当コラムで「人と人、地域のつながりを育む」というテーマで、生活協同組合コープいしかわ・コープたまぼこ様の、「循環型環境システム」のお取組みをご紹介させていただきました。
コープたまぼこ様では、敷地内に設置してある当社の食品資源リサイクル機器(生ゴミ処理器)「マジックバイオくん」によって、売り場等で発生した生ゴミを毎日処理し、その後約1/10に減容された「残渣」は、契約農家の「かえる農園」様で有機肥料の一部として再活用されています。
今回は、この「かえる農園」様へ伺い、こだわりの野菜作りについてお話を聞かせて頂きました。
同農園(木谷代表)は白山市橋爪町にあり、自家製堆肥での独自の野菜作りを特徴としており、キュウリ、トマト、キャベツ、大根 等々 多品種にわたっての野菜栽培をされています。これにあせて稲作もされています。
コープたまぼこ様より提供を受けた残渣等を元に、同農園の敷地内の専用施設で微生物の力を借りて分解発酵させ、安全・安心のこだわりの自家製堆肥が作られています。この自家製堆肥を栽培に使用し、安全安心の野菜が実ります。
農園から収穫された新鮮な野菜は、お父様が少しでも早く各店頭に届けられるように同農園のお子様達が率先して袋詰め等のお手伝いしている様子を拝見し、筆者は心を打たれるものがありました。
兄妹の小さな手での作業は単に袋詰めの手伝いに留まらず、ここにも「人と人、地域のつながりを育んでいる」と、新たな発見を致しました。
かえる農園様が栽培された野菜は、金沢市、野々市市、白山市近郊のほとんどのスーパー等の店頭でご購入いただけます。商品には「かえる農園」と表示されています。
ぜひこの機会に、「小さな手で、大きなお手伝いをしているお野菜」を一度味わっていただければ幸いです。