大富豪が、ばらまく二酸化炭素
6月27日付の当コラム「もうすぐ、あの花が咲く季節です」というテーマで、白山市立美川小学校での「環境」の好取組事例を紹介させていただきました。
世界的パティシェの辻口博啓さん(七尾市出身)が、7年前より主催する夢プロジェクト子供絵画コンクールで、美川小学校の福島悠理さんの「花の音楽会にようこそ」が応募作品数644の中から、見事、最優秀賞(低学年の部)を見事受賞されました。まさに美川小学校で、「もう一つ、大輪の花が咲いた」と言えますね。
福島悠理さん(白山市立美川小学校)の最優秀賞作品 「花の音楽会にようこそ」
この夢プロジェクトは、辻口さんの創作菓子の売上の一部を活用して、子供たちに将来の夢をもち、その実現に向けて後押しする旨で立ち上げられたものです。
このプロジェクトは辻口さんが無名の時代、海外でパティシェの技術を更に高めたいと夢を持っていましたが、渡航する費用が無いため国内で色々なコンクールに挑戦し、その賞金や副賞で渡航費用を捻出し、夢を「カタチ」として実現した・・という実体験が起因となっています。
毎回最優秀賞の受賞の方には、親子でパリ・ルーブル美術館に招待をされます。
そして、この活動を通して、今までに何人もの方が芸術の道=夢を目指していると伺いました。
そこには辻口さんの体験から、本物本質を見て学び、夢を夢として終わらせず実現に向けて欲しい、そして夢がもつ「チカラ」を一人でも多くの子供たちに伝えたいという、辻口さんの熱い思いからくるものと言えます。