大富豪が、ばらまく二酸化炭素
7月27日付のコラム「テリー伊藤さんと、5分間」の最後に、次回のコラムについては「星空」をテーマに寄稿するとお約束いたしました。
なぜ「星空」というテーマになったかという経緯は、お手数でも前回号をお読みください。
さて、我が国では晴れた日に夜空を見上げても、70%近くの人が天の川を綺麗に見ることが出来ないそうです。
それは、お隣中国のような大気汚染が原因ではなく、日本人のライフスタイルの変化により、夜間の照明が大きく影響しているそうです。
平たく言うなれば、日本の夜は不夜城化が進んだことにより、よほど人里離れた場所に行かない限り、綺麗な天の川を見ることが出来ない・・・ということです。
世界的には「ダークスカイプレイス (星空保護区)」認定制度というものがあり、現在世界64地域が「星空保護区」の認定を受けています。残念ながら、日本は1つも認定された地域がありません。
そのような中で、国内で「星空保護区」の初認定を目指そうという動きがあります。
西表石垣国立公園内(沖縄県石垣市、八重山郡竹富町)を認定地域として申請し、将来的には同国立公園区域外までの拡大認定を目指そうというものです。
認定を受ける条件として、「世界基準をクリアで来る夜空の暗さ、豊かな自然環境、夜空を守る人材や啓発活動 などの条件が整っている」が必須となるそうです。
単に星空が綺麗なだけでは認められず、その綺麗な星空を守っていく地域の人々の認識と啓蒙活動までが求められます。
「環境保護」の認識と、継続的な活動が必要である、ということになります。
個人的なことになりますが、離島を訪ねることが大好きで、特に沖縄の八重山諸島、宮古島諸島の島々は、時間が出来ると何度も訪ねる先です。
以前、石垣島へ訪ねた時に撮った、日没時と夜空の写真を添付いたします。
中央に現れた白い点の星は、「宵の明星・金星」です
ぜひ、国内初の「星空保護区認定」が、認められることを祈っております。