中古住宅のリノベーションなど付帯業務をワンストップで受けられるメリット
良質な中古住宅・中古物件を購入するためには、「土台」や「内装」「建築年」など押さえておきたいポイントがいくつかあります。こうした点を頭に入れておくだけで、中古住宅選びはスムースに進むはずです。気に入った中古住宅があっても即断せず、必ず現地を確認することも肝要です。
良質な中古住宅を購入するには予備知識が必要
新築住宅と比較して割安な中古住宅・中古物件とはいえ、家を買うということは重大な決断です。人生における大きな買い物であることから、住宅購入で失敗したくないという気持ちを抱くのは誰しも同じです。
中古住宅・中古物件は、築年数が20~30年経過しているものも多く、内装や設備が老朽化しているケースがあります。良質な中古住宅を購入するには、それなりの予備知識が必要です。このコラムでは、中古住宅の選び方や購入のポイントについてお話しします。
中古住宅・中古物件の選び方を理解する
住宅購入は情報収集から始まります。住宅情報誌やインターネット、新聞折り込みチラシなどで物件情報を得る場合が多いですが、間取りだけしか掲載されていないこともあり、良し悪しは即断できないでしょう。
住宅情報を取得する際、着目したいのは「リフォームが行われているか否か」です。リフォームが事前に行われていれば、追加の資金などを用意する必要がなく、買主にとってメリットが大きいと思いがちです。
しかし、実際は売主が欠陥を隠ぺいするために行うリフォームが常態化しているケースもあり、注意が必要です。
中古住宅・中古物件のチェックポイントとは
気になる中古住宅を見つけたなら、現地に積極的に足を運びましょう。このときにチェックしておきたいポイントは「土台」「内装」「建築年」です。住宅の基礎部分である土台は、中古住宅の場合、シロアリの食害により脆くなっていることがあります。
「内装」をチェックするのは、リフォーム資金の概算額を計算するために有効です。
購入資金の負担を軽減するために中古住宅を選んでいるのに、リフォーム資金にあまりにも多額の経費がかかっては意味がありません。「建築年」の確認も重要です。1981年6月以降の中古住宅を選ぶことが肝要です。
というのも、この時期から新耐震基準が適用されており、耐震性については心配する必要がないからです。
表面上(外壁や内装など)がきれいにリフォームされている物件でも、家の構造に不具合がある場合もあります。それゆえ、床下や屋根裏まで調査しておくのが良いでしょう。コラムタイトル「中古住宅購入時に利用する住宅診断の概要」でも解説しているように、住宅診断をして、チェックを受けることをおすすめします。
優良な中古住宅を見つける際は、サポーターを見つけることが重要
もし、気になる物件が見つかったら、専門的な知識を持つ不動産業者・建築業者とともに物件を見に行って、住宅診断をしてもらうことをおすすめします。
物件を診断すると聞くと売主様、売主様側不動産業者からすると欠点を探し、値下げ交渉されるようなイメージですが、実際は住宅のコンディションを把握し、どこに費用がかかるのかなど、概算金額を出すための住宅診断(インスペクション)です。
そのあたりの了解も売主様から得なければいけません。
その他、住宅購入する前に売主様名義で耐震適合証明書を発行すると、所有権移転時の登録免許税の減税が受けられますし、一定の条件をクリアすれば全固定型住宅ローン「フラット35」なども利用できます。
中古住宅を購入する際、上記のようなことを知っているか知らないかで優良な中古住宅を逃したり、税金を多く払わなければならないケースも出てきます。
それゆえ、中古住宅を探す際、こういった一連の流れを理解し、お客さまをしっかりサポートできる不動産業者を選んでいただくことが大切です。
私どもでは、物件の紹介はもちろん、物件調査や耐震調査などに対応しています。リノベーション工事やローンのご相談にも応じていますので、お客さまの住まい探しの力強いサポートができると考えています。