経営会議の誤り
常々お話をしていますが無借金経営は悪です。
自分だけ良ければという意図が見え隠れします。
決して褒められるような経営でもないのになぜか無借金経営を目指す経営者が後を絶ちません。
自分自身の首を絞めているのだという自覚を持つべきです。
さて、少しがっかりするお話をします。
先日受講した企業再生研修の中でショッキングな数字が発表されていました。
日本の中小企業の約40%が無借金経営であるという事です。
さらに実質無借金(借入はあるがそれ以上に預金がある)経営をしている企業を含めると
無借金経営をしている割合は5割を超えるという事なのです。
思わず自社の貸借対照表を思い浮かべてしまいました。
社会的存在としての企業経営を考えるなら
無借金経営はお勧めいたしません。
無借金経営は一見堅実な経営に見えますが
自身から積極的な設備投資や人的投資を行わないことが多いため
雇用や地域社会の活性化、日本経済に対して何の影響も持たないことになります。
成長したいなら
世の中に少しでも貢献したいなら
脱無借金経営をし
設備投資や雇用拡大に努めて頂きたいものです。