やれるものしかやらない勇気

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:業績アップ

事業を伸ばして行こうとする時
経営者は兎角あれもこれもと欲張ってしまいます。
しかし、欲張れば欲張るほど、競争相手は大手になってしまいます。
大手と渡り合って勝てるほど、日本の市場は甘くありません。



日本的経営に何でも揃えるという形があります。
たとえば、自動車業界で言うとトヨタや日産など大手企業がこれにあたります。
これに対し、富山市にある光岡自動車は
日本の自動車会社としては最小の自動車会社です。
この光岡自動車は、年間売上げ数百億円台の超極小メーカーでありながら
ユニークな自動車しかラインナップしていません。

トヨタ、日産、ホンダなどが競争している市場とは確実に一線を画して
自動車の開発、販売をしています。
特にオロチなどは自動車好きには垂涎の的です(私の好みと云うだけかもしれません)。

良い意味で光岡自動車は捨てる勇気を持っているといえます。
フルラインナップで生産できるほどの資金を持っていないからこそ
大手が参入しないような個性的なデザイン、機能にして生産をしています。

光岡自動車だから出来たのではありません。
自分が自動作産業の中で生き残りたかったから
敢えてフルラインナップをしなかったのだと思われます。

本当にやるべきことを採用し
やらなくて良いことは捨ててしまう勇気が必要ですね。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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