やったもん勝ち
事業を伸ばして行こうとする時
経営者は兎角あれもこれもと欲張ってしまいます。
しかし、欲張れば欲張るほど、競争相手は大手になってしまいます。
大手と渡り合って勝てるほど、日本の市場は甘くありません。
日本的経営に何でも揃えるという形があります。
たとえば、自動車業界で言うとトヨタや日産など大手企業がこれにあたります。
これに対し、富山市にある光岡自動車は
日本の自動車会社としては最小の自動車会社です。
この光岡自動車は、年間売上げ数百億円台の超極小メーカーでありながら
ユニークな自動車しかラインナップしていません。
トヨタ、日産、ホンダなどが競争している市場とは確実に一線を画して
自動車の開発、販売をしています。
特にオロチなどは自動車好きには垂涎の的です(私の好みと云うだけかもしれません)。
良い意味で光岡自動車は捨てる勇気を持っているといえます。
フルラインナップで生産できるほどの資金を持っていないからこそ
大手が参入しないような個性的なデザイン、機能にして生産をしています。
光岡自動車だから出来たのではありません。
自分が自動作産業の中で生き残りたかったから
敢えてフルラインナップをしなかったのだと思われます。
本当にやるべきことを採用し
やらなくて良いことは捨ててしまう勇気が必要ですね。