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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

悪い報告ほど真っ先に!

2013年9月2日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:自己啓発

コラムカテゴリ:ビジネス

経営のシーンにおいて報告のタイミングの難しさに直面します。
それは、報告する側になった場合も
報告される側になった場合も両方です。
また、同時に報告内容の濃さというものの難しさもあります。

一般的に良い報告は直ぐにしたくなるものです。
それは褒めて欲しい、安心して欲しいなどという気持ちが働くからのようです。

これに対し、悪い報告はなかなかしにくいものです。
叱られたり、ガッカリされたりするのがイヤだからです。



しかし、過去の事例は我々に何を教えてくれていたでしょうか?
雪印の事件は、報告が遅かったからではなかったでしょうか?
また、隠し事が多すぎたからではなかったでしょうか?
企業の不祥事といわれるものの多くが
その対処法を間違ったからではなかったでしょうか?

プロジェクトに失敗した。
交渉が上手く行かなかった。
ミスを犯した。
クレームが発生した。
相手が納得してくれない。
食中毒を発生させてしまった・・・。
こんな報告は、直ぐに上司に報告しなければいけません。
一時を争うものかどうかは報告を受けた上司がします。
決して、報告する人がその判断をするものではありません。
しないといけないのは、「起きたら直ぐに報告」です。

一瞬の躊躇がお客様に大きな迷惑を掛けたり
予想外の損失に繋がったり
取り返しのつかない事態を招いたりします。

悪い報告ほど包み隠さず第一番にしたいものです。
隠し事は自らの人間性まで疑われてしまいます。
報告ひとつで人間性まで疑われたくは無いですよね。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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