「はたらく」の捉え方
経営のシーンにおいて報告のタイミングの難しさに直面します。
それは、報告する側になった場合も
報告される側になった場合も両方です。
また、同時に報告内容の濃さというものの難しさもあります。
一般的に良い報告は直ぐにしたくなるものです。
それは褒めて欲しい、安心して欲しいなどという気持ちが働くからのようです。
これに対し、悪い報告はなかなかしにくいものです。
叱られたり、ガッカリされたりするのがイヤだからです。
しかし、過去の事例は我々に何を教えてくれていたでしょうか?
雪印の事件は、報告が遅かったからではなかったでしょうか?
また、隠し事が多すぎたからではなかったでしょうか?
企業の不祥事といわれるものの多くが
その対処法を間違ったからではなかったでしょうか?
プロジェクトに失敗した。
交渉が上手く行かなかった。
ミスを犯した。
クレームが発生した。
相手が納得してくれない。
食中毒を発生させてしまった・・・。
こんな報告は、直ぐに上司に報告しなければいけません。
一時を争うものかどうかは報告を受けた上司がします。
決して、報告する人がその判断をするものではありません。
しないといけないのは、「起きたら直ぐに報告」です。
一瞬の躊躇がお客様に大きな迷惑を掛けたり
予想外の損失に繋がったり
取り返しのつかない事態を招いたりします。
悪い報告ほど包み隠さず第一番にしたいものです。
隠し事は自らの人間性まで疑われてしまいます。
報告ひとつで人間性まで疑われたくは無いですよね。